ラムシカイのブログ

好きなことを書いていきたいです。

裁判員裁判制度について

私は今年、裁判員裁判裁判員に選ばれた。

裁判員裁判は以前から興味があったが、まさか選ばれるとは

思ってなかった。

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振り返ると去年11月頃、最高裁判所から「重要なお知らせです」という

封筒が届いた。中身は来年度の裁判員裁判裁判員に選ばれる可能性があります

というような内容だった。

 

このときは少し面倒だな、程度に思っていた。

 

夏頃になって、裁判員選任手続きのお知らせという封筒が届いた。

裁判員に選ばれる可能性があるということをすっかり忘れていたので、

驚いた。

内容は裁判員選任手続きの日にちと、該当裁判の予定日程が記載

されていた。該当する裁判員裁判の予定は全部で9日であった為

結構長いと感じた。

裁判員選任手続きは予定では半日で、まだ裁判員確定ではなかった為

半日仕事を休まなければならないという程度の認識であった。

 

もし裁判員に選ばれた場合、9日仕事休むのは結構辛い。

しかしまだ裁判員に選ばれたとは決まってなかったので、

上司に相談して半日、裁判所に行かないと行けないことを報告。

 

裁判員選任手続き当日、集合時間に裁判所に行き

番号を与えられた。裁判員選任手続きに来ていた人数は全部で

35人くらいいたので、たぶん選ばれないだろうと思っていた。

 

裁判員6名と補充裁判員2名がパソコンかなにかでランダムに選ばれる

らしいが、私の番号が呼ばれた。

裁判員に選ばれたのだ。

仕事を休まなければならない、しまったという感情と

せっかくだから頑張って受けてみようという

思いの2つが頭を駆け巡った。

 

ここで、思い出したことがあった。

以前裁判員裁判が始まった頃に、会社に生意気な同期社員がいた。

この同期社員は、裁判員裁判の手紙が来たことにイキがって自慢っぽく

話していた。

多分裁判員選任手続きに行ったのだとは思うが、

その後、裁判員裁判に行ってなかったので、多分選任手続きで外れたのだと思う。

そもそもそいつは裁判員になる事をさもこの俺が選ばれたというように話していたのに、結局裁判員になってなかったんかいとこの時思った。

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 裁判はこの裁判員選任手続きから比較的直ぐに始まる日程となっていたので、

慌てて、仕事の引継ぎなどをしなければならなかった。

また仕方ないことだと思うが上司や同僚も裁判員裁判で仕事を休むことをあまり良くは思ってなかったように思う。

 

裁判員裁判で仕事を休むことは、有給や特別休暇などを使用するかどうかは

各々の会社に任せているとのこと。

この辺りも、裁判員裁判は結構参加し辛いようには感じる。

選任後も辞退する人もいるのではないかと思う。

 

裁判自体は、審理での検察や弁護人の説明は結構分かりやすかった。

裁判官や裁判所の職員の方々は色々気を配っていただき非常に

ありがたいと思った。

 

当たり前だが、裁判官の方々はしっかりしていると感じた。

あと判決時はすべて日本語で事象を説明しなければならないので

難しいと思った。

 

裁判員裁判は終わってみればあっという間であったが、

今思えば貴重な経験となった。

もう参加できないとは思うのだが。。。